岩倉市民吹奏楽団

Director's BOYAKing

1.選曲あれこれ ~ 定演のプログラム試作(2000.11.9 )


今度の定演のプログラムはこんな風になるのかな。。。 仮だけど、

第1部
1 海の上のピアニスト
2 「エオリア」~吹奏楽のために(田中賢)
3 「はかなき人生」より(ファリャ)

第2部
1 アメリカン・グラフィティ10
2 ソー・イン・ラブ
3 エヴァー・グリーン
4 青春の輝き
5 カチート&カチータ
6 「ターザン」よりトゥ・ワールズ

「エオリア」はまだやってないからわからないけど、これだったらうまく間にはまりそうな気がする。

今年は早々に長年求めていた「はかなき人生(間奏曲&スペイン舞曲)」の楽譜が手に入ったので、早々に始めてしまった。最初は、「スペイン舞曲」だけがいつでも気楽に演奏できるレパートリーになればいいな、くらいに思っていて、定演に入れるかどうかは別問題だと思っていたのだけれど、意外と大変そうなので、「いつでも気楽に」できる曲じゃないな、と考え直さなきゃいけなくなった。
それで、やっぱり定演の曲に入れないわけにはいかなくなった。

それから、最初はポップスのつもりで始めた「ピアニスト」が、前々回くらいから恒例のようになりつつある「映画音楽で始める」に使えそうだということで、これを第1部の始めに持ってくることにした。
ところが、これも意外にハードな曲だという。

で、間に入れる曲に困ってしまったというわけだ。
木管は2曲とも確かにハードだけど、トロンボーンやパーカッションは、物足りない思いをしているのではないか。
物足りないかどうかは別にしても、少なくとも、聞こえてくる限りでは、このあたりのパートの印象が薄い。
あまり大がかりな曲は選ばない。
小品を2、3曲なんて手も考えたけど、結局は木管が忙しくなるだけだ。たとえば、「カルメン」の「ジプシーの踊り」なんてのもインパクトの強い曲だと思うけど、トロンボーンなんかずーーーっと休みが続いて、やっと出番が来ると、最後まで後打ちだったりする。

大がかりな曲は選ばない、と思いながら、結局行き着いた候補曲は、わりと大がかりなものになってしまった。

第1候補  夏田鐘甲「吹奏楽のためのラプソディー」
第2候補  田中 賢「南の空のトーテムポール2」
第3候補  田中 賢「エオリア」

第2候補は先週の試奏で大変すぎることがわかったので、採用延期を決めている。
第1候補は間に入れるのにいい曲(ラストにできない)なのだが、スコアが行方不明。また、全体としてわりと単純な曲だけど、途中に8分の5拍子と8分の8拍子が速いテンポで交互に入っている部分があって、この部分だけは、他の2曲より厄介な気がする。
何とかみんな「エオリア」で承知してくれるといいんだけどな。

ただ、第1部の演奏時間は、この線で行くと、正味20分。内容的には短く感じないと思うけど、物理的にはちょっと短い。



候補曲覚え書き(2000.11.10)

メインの曲として演奏したい曲の候補は、いくつかある。

・ハチャトゥリアン「ヴァレンシアの寡婦」
・ハチャトゥリアン「スパルタクス」
・プロコフィエフ 「ロミオとジュリエット」
・レスピーギ   「シバの女王ベルキス」
・レスピーギ   「ローマの松」
・レスピーギ   「ローマの祭」
・ドビュッシー  「海」
・ラヴェル    「ダフニスとクロエ」
・リヒャルト・シュトラウス「ドン・ファン」
・リムスキー・コルサコフ「ロシアの復活祭」
・そして今回さらに「トーテムポール」が加わったな。。。

また、こんな要望も聞いている。

・ヨハン・シュトラウス「こうもり序曲」
・オーエン・リード「メキシコの祭」
・伊藤康英    「ぐるりよざ」
・伊藤康英    「抒情的 祭」
・ムソルグスキー 「禿げ山の一夜」
・ガーシュイン  「ラプソディー・イン・ブルー」
・ドリーブ    「コッペリア」


また、一度却下された
・小山清茂 「能面」
は、何とか工夫して(たとえば大鼓・小鼓・締太鼓を加えて? なんて思ってるけど、無理かな? 似た音の楽器ならあるぞ)復活させたい。
これもまた、一度却下された
・保科洋 「古祀」
も、もう少しあの変拍子を研究して、復活させたい。

・櫛田てつ之扶「風の薫りは大地に漂う」
今年これを入れようかと思ったけど、ソプラノサックスのソロが続くことになるので、またの機会にした。
・櫛田てつ之扶「舞楽2」
琴との共演なので、琴の奏者を見つけたら採用にしたい。