Director's BOYAKing
8.「エオリア」について(2000.12.7)
作曲者の言葉:
「この曲は、エーゲ海の島々を旅したことから、
古代ギリシャの高度な文明への畏敬や、エーゲ海独特の透明感のある風景など、
私のギリシャへの思いや印象の数々が、音として純化された作品です。
タイトルの『エオリア』は、古代ギリシャ音楽から派生したエオリア旋法という意
味と、ギリシャ神話に出てくる〈風の神〉の意味から名づけました」
ここからは私見ですが。。。
作曲の動機は「ギリシャへの思いや印象の数々」かも知れませんが、
最初のゆっくりした部分は「祈り」、これははっきりしている。
これ以外のイメージは浮かばない。
速い3拍子の部分は・・??・・「葛藤」かなぁ。。。
苦手だなぁ、こういう音楽。。。
コーダは「前進」、といっても、足を引きずって歩くようなイメージがあるので、
精神的な重荷を負いながらそれでも前向きに生きようとするような「前進」。
まあ、こんなイメージでこの曲を作っていこうと思いますが、
どうでしょうね?
「祈り」の部分の、特にTp.(Fg.Hn.)とOb. のレシタティーヴォの後は、
かなり細かく表現にこだわると思います。
この部分については、どんな音楽にしたいか、
頭の中ではほとんどできあがっています。
しかし、ここに心を注げば注ぐほど、
次の無調的部分との落差が大きくなって、違和感が増すのが悩みものです
♪Iwakura Wind Orchestra Web Site♪